ゆっくりした日の読書は最高ですよね。
恋をしている時は恋愛をテーマにした本を読みたくなったりします。
数ある恋愛をテーマにした本の中でも、
今日は私が特におすすめする北川悦吏子さんの「愛していると言ってくれ」をご紹介したいと思います。
ドラマもとても良かったのですが、本でじっくり読んでみるのもすごくおすすめです。
どんな本なの??
この本は聴覚に障害のある男性(晃次)と、女優を目指す若い女性(紘子)の純粋なラブストーリーです。
惹かれあいながらもすれ違ったり、嫉妬したりする二人の心の動きがよく描かれています。
健聴者と聴覚障害者との恋愛がテーマになっていますが、そこにはどんなカップルにもあり得る心のすれ違いが描かれていて、共感することが多々ありました。
ここがおすすめ!
この話を読んでいると、耳が聞こえないことが恋愛においてもっとも障壁になるのではなく、
心がすれ違うことが一番の問題だと感じます。
そして、耳が聞こえても何の障害がなかったとしても、男と女である以上この心のすれ違いは避けられようがないのかと思ったりします。
こんなに愛しあっているのに「どうしてこんなことになってしまったんだろうか。」と
ヤキモキしたりハラハラしながら読み進めました。
「あー、またか。なんで?」と思ったりします。
でもこれは実際あり得るなと思います。
晃司が紘子を深く愛する気持ち、それでも過去や取り巻く人達のために不安や複雑な気持ちを抱く紘子、どちらもわかって胸が痛くなります。
同時に恋愛は人の心に灯りをともし、暖かく素晴らしいものだと感じさせられます。
複雑で時に相手や自分自身の気持ちに疲れることがあっても、もし晃次の日常に紘子がいなかったら、紘子の隣に晃次がいなかったら、2人の毎日はつまらなかっただろうと思います。
色のない世界にいるようだっただろうと思います。
心配したり、不安に思ったりすることがあっても、恋する人がいるだけでどれだけ日常が輝くか、恋っていいなと思います。
魅力ある登場人物
登場人物の設定もなかなか面白いです。
紘子をずっと好きでいながら、応援する紘子の幼なじみのけんちゃん、晃次の妹で晃次をずっと想い続ける栞、紘子の友達でいつも元気なマキ、晃次の元カノの光らが2人の恋愛にどう関係してくるのかも見どころです。
「この人気の毒だな。」と思ったり、「今、邪魔しないで!」と何度も思いました。
そして、晃次は母親に捨てられているのですが、何十年ぶりにこっそり会いに来た母親が
「晃次、ゴメンね!」って言うシーンがあります。
晃次は自分を捨てたお母さんに、「ありがとう、俺を産んでくれて、ありがとう」って手話をするのですが、そんな親子の愛や人を許す心についても描かれていて、恋愛以外の愛にも心を揺さぶられます。
親子っていつまでもつながっているんだなと思い、母親の愛の強さや母をいたわる気持ち、忘れてはいけないなと思い起こさせられました。
心に深く残る言葉
また、紘子が晃次に「耳が聞こえないってどんな感じ?」って聞くシーンがあるのですが、晃次は「深い海の底にいるみたい」と答えます。
その晃次の一言は耳が聞こえないことの静けさや、心の闇、暗さ、寂しさなどが的確に表現されているように思います。
この本にはそんな心に深く残る言葉が散りばめられていて、よくこの本の言葉を思い出します。
終わりに
人を愛し、愛されることの素晴らしさや、心のすれ違いなど様々なことについて考えさせられる本です。
私はドラマを見てから本を読みました。
ドラマはドリカムのこのストーリーにぴったりの音楽や息の合った手話や二人の表情など、また違った見どころがあります。
でも、本にはドラマにはない細かな心の描写があり、それをぜひ読んで頂きたいです。
恋する女子の皆様におすすめの本です!
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